特集 肺癌—最新の治療戦略と失敗しないための秘訣
Ⅲ.進行・再発肺癌の最新治療
ALK融合遺伝子陽性非小細胞肺癌の2次治療
伊藤 健太郎
1
,
山本 信之
2
1松阪市民病院呼吸器センター呼吸器内科
2和歌山県立医科大学内科学第三講座
pp.622-629
発行日 2017年11月1日
Published Date 2017/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200087
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Point
・次世代ALK阻害薬は第1世代ALK阻害薬治療後でも有効であるが,化学療法より優れているかについてはエビデンスがない.
・ALK陽性肺癌に対する免疫療法については情報が不足しており,現時点ではALK阻害薬や化学療法を優先して考慮する.
・各ALK阻害薬の耐性機序を解明し,耐性プロファイルに基づくsequential therapyが今後の治療戦略を考えるうえで重要である.
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