特集 内科医として知っておくべき非がん疾患の手術
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メタボリックサージェリー(代謝改善手術)
佐々木 章
1
,
新田 浩幸
1
,
大塚 幸喜
1
,
石垣 泰
2
,
滝川 康裕
3
1岩手医科大学医学部外科学講座
2岩手医科大学医学部内科学講座糖尿病・代謝・内分泌代謝内科分野
3岩手医科大学医学部内科学講座消化器内科肝臓分野
キーワード:
肥満症
,
メタボリックサージェリー
,
代謝改善手術
,
糖尿病
Keyword:
肥満症
,
メタボリックサージェリー
,
代謝改善手術
,
糖尿病
pp.1227-1231
発行日 2020年5月1日
Published Date 2020/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika125_1227
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Summary
▪高度肥満症患者に対する外科治療は,内科治療に比較して効果的な体重減少が長期的に維持でき,肥満関連健康障害の改善も良好であることが高いエビデンスレベルで証明されている.
▪最近では,高度肥満症患者に対する外科治療は,体重減少だけではなく2型糖尿病などの代謝疾患が術後早期に改善することから,メタボリックサージェリー(代謝改善手術)として注目されている.
▪世界では,2型糖尿病の治療選択肢の一つとして,メタボリックサージェリーを推奨する治療アルゴリズムが報告されている.
▪術後の2型糖尿病寛解に対する種々の予測法が提唱され,わが国の成績でも相関が高いことから臨床的に使用されている.
© Nankodo Co., Ltd., 2020