特集 内科医として知っておくべき非がん疾患の手術
整形外科領域の手術
変形性股関節症
西井 孝
1
1大阪急性期・総合医療センター整形外科
キーワード:
変形性股関節症
,
寛骨臼形成不全
,
人工股関節全置換術
,
骨切り術
Keyword:
変形性股関節症
,
寛骨臼形成不全
,
人工股関節全置換術
,
骨切り術
pp.1221-1224
発行日 2020年5月1日
Published Date 2020/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika125_1221
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Summary
▪わが国で年間5万例以上施行される人工股関節全置換術の大多数の原因は,変形性股関節症である.
▪変形性股関節症は寛骨臼形成不全などの先天性・発育性要因を背景とする頻度が高いため,比較的若年時から症状やX線上に股関節症が出現・進行する症例も少なくない.
▪症状が増悪してから手術治療介入するだけではなく,若年時やX線上変化が軽度の時期より骨切り術などの関節温存手術も含めた総合的な治療マネージメントを行うことが重要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2020