特集 糖尿病診療2021:日常的に包括的診療を行うために
トピックス
肥満の外科的治療
矢田 圭吾
1
,
松藤 凡
1
,
鈴木 研裕
2
,
海道 利実
2
,
能登 洋
3
1聖路加国際病院減量・糖尿病治療センター/小児外科
2聖路加国際病院減量・糖尿病治療センター/消化器外科
3聖路加国際病院減量・糖尿病治療センター/代謝内分泌内科
キーワード:
代謝改善手術
,
小児肥満手術
,
多職種連携
Keyword:
代謝改善手術
,
小児肥満手術
,
多職種連携
pp.445-447
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_445
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Summary
▪高度肥満症患者に外科的治療(肥満手術)は有用であり,主に四つの術式が行われているが,本邦で保険適用となっているのは,腹腔鏡下スリーブ状胃切除術(LSG)のみである.
▪2型糖尿病などの肥満関連合併症の改善を目的としたメタボリックサージェリー(代謝改善手術)が近年注目され,先進医療として腹腔鏡下スリーブバイパス術(LSG-DJB)も行われている.
▪現在の一般的な手術適応年齢は18~65歳であるが,世界的には手術年齢は早まってきており(10歳以上),今後の動向が注目される.
© Nankodo Co., Ltd., 2021