特集 内科医として “足” を診る―靴下をとって足病変を見逃すな!
commonな足病変update
下肢静脈瘤
斎藤 聰
1
1済生会山口総合病院外科
キーワード:
下肢静脈瘤
,
弾性ストッキング
,
血管内レーザー焼灼術
,
高周波焼灼術
Keyword:
下肢静脈瘤
,
弾性ストッキング
,
血管内レーザー焼灼術
,
高周波焼灼術
pp.2299-2303
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika124_2299
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Summary
▪下肢静脈瘤は美容上の問題だけでなく,静脈うっ滞によりさまざまな異常を下肢に及ぼすことがある.
▪静脈瘤が存在する下肢に症状や皮膚の異常がある場合は,慢性静脈不全を念頭に置いて診療にあたることが望ましい.
▪治療法には,下肢のうっ滞を防ぎ清潔を保つための日常生活指導や弾性ストッキングによる圧迫療法,外科治療などがあり,病態に応じて選択される.
▪外科治療は長らくストリッピング手術が主流であったが,近年レーザーや高周波を用いた血管内焼灼術が登場し,低侵襲な治療が可能となった.
© Nankodo Co., Ltd., 2019