特集 内科医に求められる他科の知識―専門家が伝えるDo/Don’t
第12章 放射線科
TOPICS
体幹部定位放射線治療
大西 洋
1
1山梨大学医学部放射線科
pp.2030-2030
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika124_2030
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体幹部定位放射線治療(stereotactic body radiotherapy:SBRT)は,「小腫瘍に対して三次元的多方向の照射ビームを高精度に腫瘍に集中させ,1回大線量(一般的に5Gy以上)を少数回(一般的に1~10回)・短期(一般的に2週間以内)で投与する治療法」と定義される.1990年代半ばから急速に発展した,① 照射装置の進歩,② 固定精度の向上,③ 画像誘導技術,④ 呼吸性移動対策,などによって周囲臓器への危険を回避しながら腫瘍への投与線量を上げることが可能になり,実現した.
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