特集 内科医に求められる他科の知識―専門家が伝えるDo/Don’t
第10章 歯科・口腔外科
摂食嚥下障害
須佐 千明
1
,
戸原 玄
1
1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科医歯学系専攻老化制御学講座高齢者歯科学分野
pp.2007-2009
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika124_2007
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摂食嚥下障害とは
食物を口まで運び,口に取り入れ,咀嚼し,飲み込むという食事行動に障害をきたした状態を,摂食嚥下障害という.摂食嚥下障害患者は,誤嚥性肺炎・窒息の危険,脱水・低栄養の危険,食べる楽しみの喪失という問題を抱える.高齢化が進む日本では,高齢者の生命予後やQOLに関わる大きな問題として摂食嚥下障害への対応が求められている.
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