特集 在宅医療を始める! 実践する! 連携する!
在宅医療のコツ
療養環境をアセスメントするコツ
若林 秀隆
1
Hidetaka WAKABAYASHI
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センターリハビリテーション科
キーワード:
国際生活機能分類
,
環境因子
,
在宅リハビリテーション
,
予後予測
Keyword:
国際生活機能分類
,
環境因子
,
在宅リハビリテーション
,
予後予測
pp.917-921
発行日 2018年11月1日
Published Date 2018/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_917
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Summary
▪国際生活機能分類とは,人間と環境との相互作用を含めて,人間の健康状態を系統的,全人的に評価するツールであり,療養環境を評価する視点として重要である.
▪川崎市の在宅リハビリテーションサービスでは,本人の身体・精神機能や活動だけでなく,家屋環境,家族の介助能力,経済力,生活上の好み,社会参加などを含めて総合的に評価したうえで,主に福祉用具・補装具の導入や住宅改修を行う.
▪在宅医に求められるスキルとして,① 患者の生活機能を的確に評価する,② 患者の生活機能の予後予測を行う,③ 患者の家屋環境で,実際に患者に動作を行ってもらい,自分でも動作を行う,④ 他職種と連携する,が重要と考える.
© Nankodo Co., Ltd., 2018