特集 抗菌薬選択の実際―AMR(薬剤耐性)対策は日々の診療から
感染臓器・器官と起因菌を整理し,抗菌薬治療を考える
《医療関連感染症》
外科創部感染症
横田 恭子
1
Kyoko YOKOTA
1
1香川県立中央病院感染症科
キーワード:
外科創部感染
,
腹腔内感染
,
軟部組織感染
,
嫌気性菌
,
耐性菌
Keyword:
外科創部感染
,
腹腔内感染
,
軟部組織感染
,
嫌気性菌
,
耐性菌
pp.81-85
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_81
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Summary
▪外科術後の発熱=外科創部感染ではない.
▪通常の感染症と同じく,どこの臓器(に手術を行った後)に感染が生じているのか,それならば起炎菌は何か,と考えるのが基本である.
▪抗菌薬を選択する場合には,患者の培養歴および各施設ごとのアンチバイオグラムを参考にする.
▪抗菌薬投与前に,適正な培養を行い,最適な抗菌薬に変更を行うべきであることはいうまでもない.
© Nankodo Co., Ltd., 2018