今月の主題 微生物培養検査のサンプリング
各論―サンプリングの実際
歯科口腔外科領域の感染症
坂本 春生
1
,
佐々木 次郎
1
Haruo SAKAMOTO
1
,
Jiro SASAKI
1
1東海大学医学部口腔外科学教室
キーワード:
歯性感染症
,
嫌気性菌
,
口腔レンサ球菌
,
閉鎖膿瘍
,
針穿刺
Keyword:
歯性感染症
,
嫌気性菌
,
口腔レンサ球菌
,
閉鎖膿瘍
,
針穿刺
pp.547-550
発行日 2000年5月15日
Published Date 2000/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904396
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
歯科・口腔外科領域感染症はほとんどが虫歯,歯周病からの継発症である.サンプリングは常在菌の汚染を避けるために,粘膜や皮膚に交通のない閉塞膿瘍から,針穿刺をすることが推奨されている.歯科・口腔外科領域感染症の本態は嫌気性菌優位の,嫌気性菌と好気性菌による混合感染であるので,検体をできるだけ空気に触れさせないで,速やかに処理するのがポイントであり,よりよい臨床と検査室の連携が要求される.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.