特集 輸血2018―限りある資源を安全に,有効に活用するために
特殊な状況での輸血
緩和治療における輸血
大野 栄治
1
,
緒方 正男
2
Eiji OHNO
1
,
Masao OGATA
2
1大分市医師会立アルメイダ病院緩和ケア内科
2大分大学医学部附属病院輸血部/血液内科
キーワード:
緩和治療
,
終末期
,
輸血
,
生命倫理
Keyword:
緩和治療
,
終末期
,
輸血
,
生命倫理
pp.809-812
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_809
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Summary
▪緩和治療における輸血は,とくにがん終末期において問題となる.
▪現時点で,がん終末期における輸血のガイドラインは存在しない.
▪輸血以外の方法も検討し,輸血を行う場合でも必要最小限にする.
▪患者,家族,および医療者が,終末期におけるケアの目標を話し合い,それをもとに輸血を検討する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018