特集 ここまできた循環器領域の低侵襲治療
広がる選択肢:以前は手術しか選択肢がなかったが,現在は…
冠動脈慢性完全閉塞病変へのカテーテル治療
小堀 裕一
1
Yuichi KOBORI
1
1戸田中央総合病院心臓血管センター内科
キーワード:
慢性完全閉塞病変
,
カテーテル治療
,
レトログレードアプローチ
Keyword:
慢性完全閉塞病変
,
カテーテル治療
,
レトログレードアプローチ
pp.247-249
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_247
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Summary
▪冠動脈カテーテル治療(PCI)において慢性完全閉塞(CTO)病変は最も難易度の高い病変である.
▪新たな治療法であるレトログレードアプローチやさまざまな治療デバイスの開発により初期成功率は飛躍的に向上した.
▪薬剤溶出性ステント(DES)の登場により慢性期再狭窄率・閉塞率は大幅に改善された.
▪初期成功率および慢性期開存率の改善により,CTO病変へのカテーテル治療の適応は拡大している.
© Nankodo Co., Ltd., 2018