特集 じっくりじんわり神経診察―実臨床での胆力をつけるために
基本的な診察法
協調運動
花島 律子
1
Ritsuko HANAJIMA
1
1鳥取大学医学部医学科脳神経医科学講座脳神経内科学分野
キーワード:
小脳機能障害
,
測定障害
,
運動分解
,
協働収縮不能
Keyword:
小脳機能障害
,
測定障害
,
運動分解
,
協働収縮不能
pp.1121-1125
発行日 2018年12月1日
Published Date 2018/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_1121
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Summary
▪協調運動障害は,小脳機能障害,深部覚障害などで観察される.
▪診察では測定障害(dysmetria),運動分解(decomposition),協働収縮不能(asynergia),振戦(tremor)などとして観察される.
▪基本的な診察手技として,四肢の動きをみる鼻指鼻試験,手回内回外試験,踵膝試験などや,体幹・歩行の診察について紹介する.
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