特集 高齢者医療ハンドブック―高齢者医療におけるダイバーシティへの対応
第Ⅱ章 高齢者と老年症候群
2.もの忘れ
石木 愛子
1
,
植田 寿里
1
,
冨田 尚希
1
,
沼崎 宗夫
1
,
冲永 壯治
1
,
荒井 啓行
1
Aiko ISHIKI
1
,
Juri UEDA
1
,
Naoki TOMITA
1
,
Muneo NUMASAKI
1
,
Shoji OKINAGA
1
,
Hiroyuki ARAI
1
1東北大学病院加齢・老年病科
pp.625-628
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika121_625
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Summary
▪「もの忘れ」は生理的・病的に増加するため,両者の鑑別が必要である.
▪神経変性疾患による認知症だけでなく,内科疾患や薬物などの治療可能な認知機能障害も鑑別にあげなくてはならない.
▪原因疾患の鑑別には診察や血液検査のほか,各種画像検査が有用である.
▪認知症患者のマネージメントは多職種による総合的アプローチが必要となる.
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