特集 高齢者医療ハンドブック―高齢者医療におけるダイバーシティへの対応
第Ⅱ章 高齢者と老年症候群
1.ふらつき・転倒
小川 純人
1
Sumito OGAWA
1
1東京大学大学院医学系研究科加齢医学
pp.622-624
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika121_622
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Summary
▪超高齢社会を迎えるわが国において,高齢者のふらつき・転倒は,骨折リスクの増大に加えて,生命予後やQOL,ADLに及ぼす影響が大きく,ふらつき・転倒のリスク評価や予防は重要な課題となっている.
▪高齢者においてふらつきは循環器系や脳・耳などの異常,中枢代償機能の低下など種々の要因で起こるとされ,転倒についても内的要因,外的要因と大別されるように多種多様な要因で生じる.
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