連載 CONFERENCE ROOM
間質性肺炎急性増悪の治療経過中に発熱・意識障害をきたした1例
東京都健康長寿医療センターCPC
pp.167-180
発行日 2018年1月1日
Published Date 2018/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika121_167
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Clinical Presentation
症 例:87歳,男性.
主 訴:呼吸困難.
佐塚 経過15年の間質性肺炎で当科に通院しており,副腎皮質ステロイドで治療が行われていました.経過中に複数回,急性増悪をきたし,ステロイドパルス療法などで治療が行われましたが,3年前からはprednisolone 4mg/日の内服で安定して経過していました.しかし,X年Y月上旬の外来日に来院せず,以降はprednisoloneが中断され,入院2日前に外来を受診した際には胸部X線像で肺炎が疑われたため,抗菌薬が開始されていました.入院前日夜から呼吸困難を認め,入院同日朝から動けなくなったために救急要請され,当院へ搬送,緊急入院となりました.
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