特集 NAFLD/NASH診療のイノベーション―ガイドラインからパイプラインへ
全身疾患とNAFLD/NASH
消化管疾患
-~肝と管の微妙な関係?~
竹谷 祐栄
1
Hiroyoshi TAKETANI
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学
キーワード:
非アルコール性脂肪性肝疾患
,
胃食道逆流症
,
Helicobacter pylori
,
不眠症
Keyword:
非アルコール性脂肪性肝疾患
,
胃食道逆流症
,
Helicobacter pylori
,
不眠症
pp.1329-1332
発行日 2018年6月1日
Published Date 2018/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika121_1329
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Summary
▪本邦における非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者の胃食道逆流症(GERD)の有病率はおよそ40%と推察され,症状は重症であり,QOLの低下を招いている.
▪Helicobacter pylori(Hp)感染が肝組織のballooningに関連し,非アルコール性脂肪肝炎(NASH)への進展の原因となっている可能性がある.
▪いまだ議論が分かれるが,いずれの疾患もNAFLDにおいて治療を検討されるべき重要な合併症であることが示唆される.
© Nankodo Co., Ltd., 2018