特集 高齢者医療ハンドブック―高齢者医療におけるダイバーシティへの対応
第Ⅺ章 高齢者の在宅医療とエンドオブライフケア
5.認知症患者の在宅医療
-中等度からエンドオブライフまで
服部 ゆかり
1
,
辻 彼南雄
2
Yukari HATTORI
1
,
Kanao TSUJI
2
1東京大学医学部附属病院老年病科
2水道橋東口クリニック
pp.1047-1051
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika121_1047
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Summary
▪中等度:生活に障害をきたす時期であり,認知症による行動と心理症状(BPSD)への対応,便秘や不眠の管理が重要である.
▪重度:生活のすべてに介助が必要な時期であり,転倒予防,嚥下機能の低下への対応,内服薬の再検討を行う.
▪エンドオブライフ:寝たきりの時期であり,今後の栄養方法とエンドオブライフの話し合いから看取りまで,患者が住み慣れた地域で最期まで過ごせるよう支えていく.
© Nankodo Co., Ltd., 2018