特集 すぐそこにある心血管エマージェンシー
急性冠症候群:まずはここをおさえる
非ST上昇型急性心筋梗塞に対する早期診断と初療
沼澤 洋平
1
Yohei NUMASAWA
1
1足利赤十字病院循環器内科
キーワード:
心筋トロポニン
,
心内膜下梗塞(ST下降,陰性T波)
,
TIMI risk score
Keyword:
心筋トロポニン
,
心内膜下梗塞(ST下降,陰性T波)
,
TIMI risk score
pp.1267-1271
発行日 2017年12月1日
Published Date 2017/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika120_1267
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Summary
▪非ST上昇型急性心筋梗塞の早期診断には胸部症状,心電図変化,心筋バイオマーカー(心筋トロポニン)が重要である.
▪胸痛以外の非典型的な症状にて来院する場合や心電図変化を伴わない症例もあり,診断が難しいケースにもしばしば遭遇する.
▪本疾患は診断および治療の遅れが死に直結してしまう疾患であり早期診断と初療がきわめて重要である.
▪本疾患を疑った場合には循環器内科医へのコンサルトを躊躇してはならない.
© Nankodo Co., Ltd., 2017