胸部外科医の散歩道
富士登山とヒマラヤを越える鳥
丹羽 宏
1
1聖隷健康診断センター東伊場クリニック
pp.311
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu79_311
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- 文献概要
64歳から富士山に登り続けている.静岡に住んで30年,定年間近になってやっとチャレンジできた.初回の挑戦は適度な登攀速度がわからず,20~30 m登っては一息ついての繰り返しでやっとのことで登頂したが,苦しさの後に山頂を極める喜びに取りつかれ,毎年チャレンジするようになった.2020年に新型コロナウイルス感染症で閉山した時と,15 mの強風のため8合目で断念した2022年以外,6回山頂を極めた.数え歳70になると,山頂の浅間大社で高齢者登拝記念記帳ができる.記帳すると小さなかわらけにお神酒をいただき,厄落としにそのかわらけを火口に投げ入れる.観光地と違って手すりがないから腰がひけてしまい,遠くへ投げるのはなかなかの恐怖である.毎年約20万人が富士登山をして,高齢者登拝記念記帳者は2,000人程度だ.
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