1枚のシェーマ
絶望的状況から長期社会復帰した左室形成の1例
米田 正始
1
1仁泉会病院心臓血管外科
pp.582
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu73_582
- 有料閲覧
- 文献概要
20年前,12歳の拡張型心筋症,駆出率(EF)8%の女児が来院時心肺停止蘇生後,大動脈内バルーンパンピング(IABP)とアドレナリン下で困っているという連絡を受けた.機械弁僧帽弁置換術(MVR)後5年で低心拍出量症候群(LOS)のため血栓弁になっており,当時は小児心移植は不可といわれ,手術となった.
© Nankodo Co., Ltd., 2020