まい・てくにっく
オープンステントグラフト留置のコツ
山中 一朗
1
,
椎谷 紀彦
2
1奈良県総合医療センター心臓血管センター
2浜松医科大学外科学第一講座
pp.256-257
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu73_256
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①Frosen elephant trunk(FET)を深く入れすぎない.大動脈弁レベルより頭側にステントグラフトの遠位端を位置させる.術前のCTを参考にして,術中は経食道心エコー(TEE)像上で深さを確認する1).②左鎖骨下動脈への脳分離灌流は必ず同時施行し,下半身虚血は60分までにとどめる.術後平均血圧70 mmHg以上を維持する.そのために十分な止血が肝要である.
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