1枚のシェーマ
弁座の動揺と弁周囲逆流を認めた人工弁心内膜炎に対する再僧帽弁置換術
吉田 英生
1
1川崎医科大学総合医療センター外科
pp.1084
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu73_1084
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症例は69歳,女性.30年前にBjörk-Shiley(BS)弁による僧帽弁置換術(MVR)を受け,10年前にペースメーカ植込みを受けていた.発熱が持続し,血液培養陽性であり,敗血症,うっ血性心不全の診断で紹介され入院した.心エコー像上で中等度大動脈弁狭窄・閉鎖不全症(ASR),人工弁の動揺,大きな疣贅とともに人工弁周囲逆流(PVL)を認めたため,準緊急手術となった.
© Nankodo Co., Ltd., 2020