特集 グリーフケア ~家族と医療者をつなぐケアを目指す!~
総論
日本における悲嘆研究とケア実践の展開と課題
~パブリックヘルスの視座を交えて~
坂口 幸弘
1
Yukihiro SAKAGUCHI
1
1関西学院大学人間福祉学部人間科学科
pp.464-468
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango31_464
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はじめに
現在,日本における遺族へのグリーフケアは,成長期・発展期を迎えており,研究や実践活動の広がりだけでなく,ケアの質が問われる段階に入りつつある1).がん医療においても,より望ましい遺族ケアのありかたを,これまで以上に模索していく必要がある.そこで本稿では,そうした議論の土台として,日本における悲嘆研究とケア実践の背景および情勢を整理したうえで,遺族ケアの新たな視座として近年注目されているパブリックヘルスモデルを紹介する.さらに,がん医療領域での遺族ケアの現状と課題について,ホスピス・緩和ケア病棟を対象とした調査結果をふまえて論じる.

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