連載 臓器別がん 最新エビデンスに基づいた薬物療法と看護の実践 【11】
腎がん
渡辺 祥伍
1
,
三浦 裕司
1
1虎の門病院 臨床腫瘍科
pp.86-91
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango29_86
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治療の全体像と薬物療法
●ステージ別標準治療●
●ステージⅠ●
手術
●ステージⅡ●
手術(→術後薬物療法)
●ステージⅢ●
手術→術後薬物療法
●ステージⅣ・転移再発●
薬物療法
術後薬物療法の適応は,手術後の再発リスクが高い患者である(表1).
▼表1 術後薬物療法の適応(術後ペムブロリズマブの適格症例) 中~高リスク ・pT2でかつgrade 4もしくは肉腫様変化(sarcomatoid),リンパ節転移なし ・pT3N0M0 高リスク ・pT4N0M0 ・リンパ節転移を有する症例 M1NED (M1 no evidence of disease) ・原発巣の切除から1年以内に転移巣を完全に切除した症例
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