特集1 いま知っておきたい! がん治療薬12 ~くすりを知ればケアがよくなる~
オプジーボ®療法 ニボルマブ療法
野村 久祥
1
,
平野 勇太
2
Hisanaga NOMURA
1
,
Yuta HIRANO
2
1国立研究開発法人日本医療研究開発機構
2国立がん研究センター東病院看護部/がん看護専門看護師
pp.26-27
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango25_26
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
薬剤情報
薬効分類:ヒト型ヒトPD-1モノクローナル抗体 適応:悪性黒色腫(皮膚がん),切除不能な進行・再発非小細胞肺がん(肺がん),根治切除不能または転移性の腎細胞がん(腎がん),再発または難治性の古典的ホジキンリンパ腫(ホジキンリンパ腫),再発または遠隔転移を有する頭頸部がん(頭頸部がん),がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の胃がん(胃がん),がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫(悪性中皮腫) 用法・用量:ニボルマブ240 mg/bodyを2週間おきに投与 フィルター:インラインフィルターあり 血管外漏出分類:非壊死性抗がん薬
主な副作用
悪心・嘔吐:low risk,脱毛なし
治療法の選択の根拠
悪性黒色腫:根治切除不能な悪性黒色腫,BRAF変異なし.一次治療
切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん:二次治療
根治切除不能または転移性の腎細胞がん:イピリムマブと併用にて一次治療
再発または難治性の古典的ホジキンリンパ腫:
再発または遠隔転移を有する頭頸部がん:三次治療以降
がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発胃がん:三次治療以降
© Nankodo Co., Ltd., 2020