特集 意思決定支援 ~患者の“決める”を支援する考えかたと実践のポイント~
遺伝子関連検査を受ける患者の意思決定支援
西垣 昌和
1
Masakazu NISHIGAKI
1
1国際医療福祉大学大学院遺伝カウンセリング分野
pp.226-229
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango25_226
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遺伝子関連検査は,その名のとおり検体に含まれる遺伝子(物質としてはDNA)を検査する.遺伝子関連検査は,大きく外来性遺伝子検査と内在性遺伝子検査の2つに分けられ,内在性遺伝子検査はさらにヒト体細胞遺伝子検査と,ヒト生殖細胞系列遺伝子検査(=遺伝学的検査)に分けられる(表1).この中で,昨今進展が著しい「がんゲノム医療」では,ヒト体細胞遺伝子検査の活用が核となっている.
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