Japanese
English
特集 拡大手術の技術継承―どこまで切除できて，どこからが切除不能なのか？
II. 胃癌
3．傍大動脈リンパ節転移例に対する外科介入
Indications and limitations of para-aortic lymph node dissection for the patients with advanced gastric cancer
森田 信司
1
,
小嶋 一幸
1
S. Morita
1
,
K. Kojima
1
1獨協医科大学上部消化管外科
キーワード：
進行胃癌
,
傍大動脈リンパ節転移
,
リンパ節郭清
,
根治切除
Keyword:
進行胃癌
,
傍大動脈リンパ節転移
,
リンパ節郭清
,
根治切除
pp.852-858
発行日 2025年7月1日
Published Date 2025/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka87_852
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術前化学療法の介入がない傍大動脈リンパ節転移陽性の進行胃癌に対するリンパ節郭清の手術成績は，5年生存割合が20％程度にとどまる．上腹部臓器から流入し，胸管合流前の最終リンパ節への転移は予後不良である．術前化学療法が手術の必要条件となった現在では，病理学的奏効が得られた症例に外科介入は限定され，疾患の希少性，熟練医師の減少など，手術手技を継承していくための課題が多く残されている．
© Nankodo Co., Ltd., 2025
