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特集 サルコペニア・フレイルに備える
II. 各論
5．肝癌治療におけるサルコペニアの影響とその対策
Influence of sarcopenia and its countermeasures in the treatment of liver cancer
筒井 由梨子
1
,
伊藤 心二
1
,
戸島 剛男
1
,
本村 貴志
1
,
湯川 恭平
1
,
吉住 朋晴
1
Y. Tsutsui
1
,
S. Itoh
1
,
T. Toshima
1
,
T. Motomura
1
,
K. Yugawa
1
,
T. Yoshizumi
1
1九州大学消化器総合外科
キーワード：
肝細胞癌
,
サルコペニア
,
術前介入
,
薬物療法
Keyword:
肝細胞癌
,
サルコペニア
,
術前介入
,
薬物療法
pp.353-357
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka87_353
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肝癌の中でも，特に肝細胞癌は慢性肝炎や肝硬変を背景肝に有するためサルコペニアの合併率が高いことが知られている．肝細胞癌に対する肝切除術において，サルコペニアの合併は予後不良因子であることから，初診時の握力や検査結果をもとにしたわれわれの術前介入のプロトコールを紹介する．加えて，全身薬物療法におけるサルコペニアの影響に関して薬物による相違点を検討する．
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