Japanese
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特集 移植医療2021
I. 肝
4.生体肝移植における胆道再建のコツ―from liver transplant to HBP surgery
Biliary reconstruction in living donor liver transplantation
吉住 朋晴
1
,
原田 昇
1
,
戸島 剛男
1
,
島垣 智成
1
,
栗原 健
1
,
王 歓林
1
,
長尾 吉泰
1
,
伊藤 心二
1
,
森 正樹
1
T. Yoshizumi
1
,
N. Harada
1
,
T. Toshima
1
,
T. Shimagaki
1
,
T. Kurihara
1
,
H. Wang
1
,
Y. Nagao
1
,
S. Ito
1
,
M. Mori
1
1九州大学消化器・総合外科
キーワード:
胆管胆管吻合
,
血流温存
,
顕微鏡下胆道再建
Keyword:
胆管胆管吻合
,
血流温存
,
顕微鏡下胆道再建
pp.120-125
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_120
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胆道再建は,生体肝移植におけるアキレス腱である.さまざまな手術手技が工夫される中で,胆管胆管吻合が主流となってきた.胆管胆管吻合ではグラフト側・レシピエント側の胆管周囲の血流維持,内腔側を密着させるための確実な運針が重要である.われわれは,より確実な運針を行う工夫として顕微鏡下の胆道再建を導入した.長期的な成績は今後の検討課題であるが,導入には時間を要せず,今後普及する可能性のある手技と考えられる.
© Nankodo Co., Ltd., 2021