最新肛門疾患の診断と治療
痔核・裂肛・痔瘻の治療 痔核術後疼痛対策としての硬膜外鎮痛法
辻仲 康伸
1
,
浜畑 幸弘
,
松尾 恵五
,
堤 修
,
赤木 一成
,
東 博
1大腸肛門病センター東葛辻仲病院 外科
キーワード:
Bupivacaine
,
Morphine
,
硬膜外無痛法
,
痔核
,
術後痛
,
多剤併用療法
,
疼痛測定
Keyword:
Bupivacaine
,
Drug Therapy, Combination
,
Hemorrhoids
,
Morphine
,
Pain Measurement
,
Pain, Postoperative
,
Analgesia, Epidural
pp.1017-1020
発行日 2007年9月1日
Published Date 2007/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007342045
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疼痛管理を目的とした硬膜外麻酔薬注入鎮痛法を利用することにより、痔核手術に対する患者の不安を緩和できる。薬剤と注入法により効果は異なるが、bupivacaine(マーカイン)とmorphine混合持続投与に優れた鎮痛効果がある。一方、硬膜外カテーテルの挿入手段にはある程度の熟練度を要することや、薬剤により悪心、嘔吐などの副作用もあり、この方法の実施にあたっては十分に症例を選択することも必要と考えられる。
©Nankodo Co., Ltd., 2007