最新肛門疾患の診断と治療
痔核・裂肛・痔瘻の治療 裂肛に対する用手肛門拡張術と側方皮下内括約筋切開術
野澤 真木子
1
,
松島 誠
1松島ランドマーククリニック
キーワード:
医学用イラストレーション
,
再発
,
分類
,
裂肛
,
括約筋切開術
,
直腸肛門管内圧検査
,
皮膚切開
Keyword:
Classification
,
Fissure in Ano
,
Medical Illustration
,
Recurrence
pp.1026-1030
発行日 2007年9月1日
Published Date 2007/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007342047
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裂肛の治療は保存的治療が基本であるが、排便習慣や肛門の解剖学的生理学的構造が原因で、高度の狭窄など非可逆的な状態になるものがあり、これを回避することが治療の重要な目標である。用手肛門拡張術や側方皮下内括約筋切開術は、裂肛の慢性化の因子である肛門管静止圧の上昇と狭窄症状の改善を行って裂肛を治療する方法である。保存的治療に抵抗する症例に対し外来または短期入院で行える有効な処置である。
©Nankodo Co., Ltd., 2007