特集 遺伝診療・ゲノム医療の最新動向―産婦人科医のためのナビゲーション―
Ⅰ.総論
2.婦人科がんゲノム医療の最新動向と課題
植野 さやか
1,2
,
須藤 保
1
,
平沢 晃
2
1藤田医科大学医学部先端ゲノム医療科
2岡山大学学術研究院医歯薬学域臨床遺伝子医療学分野
キーワード:
がんゲノム医療
,
がん遺伝子パネル検査
,
遺伝性腫瘍
Keyword:
がんゲノム医療
,
がん遺伝子パネル検査
,
遺伝性腫瘍
pp.139-146
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001025
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要旨
PARP阻害薬の出現,がん遺伝子パネル検査の保険収載,遺伝性乳がん卵巣がんの一部保険診療化など,婦人科がん診療にまつわるゲノム医療は臨床現場に急速に広がりつつある.がんに関するゲノム情報はがん患者の治療方針決定や予後予測に直結する情報である.さらに,生まれもったゲノム情報からはがんの発症予測も可能であり,がん予防に向けた取り組みがなされている.本稿では,婦人科がん診療におけるゲノム医療について概説する.
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