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特集 外科修練医必携 これだけは押さえておきたい外科日常診療の基礎
III. 一般外科医として習得すべき外来小手術
4. 皮膚表在腫瘍・リンパ節生検の手技とピットフォール
2)頸部リンパ節生検
Cervical lymph node biopsy
伊藤 聡志
1
,
楯谷 一郎
2
S. Ito
1
,
I. Tateya
2
1藤田医科大学ばんたね病院耳鼻咽喉科・睡眠呼吸学講座
2藤田医科大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
頸部リンパ節
,
穿刺吸引細胞診
,
リンパ節生検
Keyword:
頸部リンパ節
,
穿刺吸引細胞診
,
リンパ節生検
pp.584-589
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_584
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要旨
・頸部リンパ節腫脹はさまざまな要因できたす可能性があり,背景に隠れた疾患の鑑別が非常に重要となる.
・安易な切開生検はその後の根治治療に制約をきたす可能性があるため,適応は厳密に評価すべきである.
・切開生検の前に,穿刺吸引細胞診を考慮する必要がある.
・生検を行う目的を十分に理解し,標本の固定方法に注意を払う.
・神経損傷などの合併症に留意をしながら施行する必要がある.
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