Japanese
English
特集 外科修練医必携 これだけは押さえておきたい外科日常診療の基礎
III. 一般外科医として習得すべき外来小手術
4. 皮膚表在腫瘍・リンパ節生検の手技とピットフォール
1)皮膚表在腫瘍
Techniques and pitfalls of superficial skin and soft tissue tumor surgery
金山 幸司
1
,
岡崎 睦
1
K. Kanayama
1
,
M. Okazaki
1
1東京大学形成外科
キーワード:
皮膚腫瘍
,
軟部腫瘍
,
良性腫瘍
,
外来手術
Keyword:
皮膚腫瘍
,
軟部腫瘍
,
良性腫瘍
,
外来手術
pp.576-583
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_576
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨
・縫合線がrelaxed skin tension line(RSTL)に平行になるように,切開線をデザインする.
・周囲の正常組織や被膜を含めた腫瘍の完全切除(en bloc resection)を行う.
・不必要な損傷を健常組織に与えないように,愛護的な操作を心がける.
・色素性母斑は,皮下組織をわずかに含む状態で真皮全層を切除する.
・粉瘤は,開口部を含めて腫瘍を完全に摘出する.
・脂肪腫は薄い被膜をもつため,用手的な鈍的剝離が効果的である.
© Nankodo Co., Ltd., 2024