Japanese
English
症例
大血管周囲の後腹膜リンパ節に対して後腹膜鏡下生検を施行した2例
Two cases of retroperitoneoscopic biopsy for lymph nodes adjacent to large vessels
富原 一貴
1
,
荒木 大幸
1
,
野口 浩司
1
,
目井 孝典
1
,
岡部 安博
1
,
中村 雅史
1
K. Tomihara
1
,
T. Araki
1
,
H. Noguchi
1
,
T. Mei
1
,
Y. Okabe
1
,
M. Nakamura
1
1九州大学臨床・腫瘍外科
キーワード:
後腹膜鏡手術
,
リンパ節生検
,
後腹膜鏡下生検
Keyword:
後腹膜鏡手術
,
リンパ節生検
,
後腹膜鏡下生検
pp.1391-1394
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_1391
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はじめに 後腹膜腫瘍の診断には,CTや超音波ガイド下での穿刺細胞診や開腹下・腹腔鏡下のリンパ節生検が施行されている1~6).特に悪性リンパ腫では免疫染色や遺伝子解析のために十分な量の検体が必要であり鏡視下手術のよい適応であるが,後腹膜鏡下でのリンパ節生検の報告例は少ない.われわれは大血管周囲のリンパ節に対して後腹膜鏡下リンパ節生検を行った2例を経験したので,その有用性に関して報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020