特集 頸部リンパ節を見直す
総論
頸部リンパ節の臨床解剖
翁長 龍太郎
1
,
西野 宏
1
Ryutaro Onaga
1
,
Hiroshi Nishino
1
1自治医科大学医学部耳鼻咽喉科学講座
キーワード:
頸部リンパ節
,
頸部リンパ節転移
,
頸部リンパ節腫脹
Keyword:
頸部リンパ節
,
頸部リンパ節転移
,
頸部リンパ節腫脹
pp.263-265
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000065
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はじめに
頸部リンパ節は全身のリンパ節の約30%程度を占める。多くは表在性で自覚が容易なため,頸部リンパ節腫脹は受診頻度の高い主訴である。鑑別疾患は反応性リンパ節炎,膠原病,特殊感染症,悪性腫瘍など多岐にわたる。診断には問診と身体診察に加え,複数のモダリティの検査を組み合わせ鑑別を絞っていくが,詳細は他稿に譲る。診断を進める上でリンパ流を意識した臨床解剖の知識は重要である。
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