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特集 外科修練医必携 これだけは押さえておきたい外科日常診療の基礎
I. 周術期管理
1. 周術期における栄養・代謝
1)術前・術後の栄養管理の基本(経腸栄養/経静脈栄養の適応・特徴など)
Basics of pre- and post-operative nutritional management (e. g. indications and characteristics of enteral/venous nutrition)
佐藤 弘
1
H. Sato
1
1埼玉医科大学国際医療センター消化器外科
キーワード:
周術期栄養管理
,
早期離床
,
早期経腸栄養
Keyword:
周術期栄養管理
,
早期離床
,
早期経腸栄養
pp.403-406
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_403
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要旨
・経腸栄養を基本とし,早期経口摂取を考慮する.誤嚥などのリスク評価が重要である.
・経腸栄養ができない,あるいは不十分な場合は静脈栄養を施行する.過剰輸液により腸管浮腫が生じ,術後の腸管機能回復遅延の原因となる可能性を理解する.
・退院後の栄養摂取量の低下に注意を要する.Oral nutritional supplements(ONS)は効果的な手法である.術前から術後にいたるシームレスな管理を構築していくことが必要である.
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