Japanese
English
症例
腹腔鏡下虫垂切除術を施行した腸回転異常症を伴う穿孔性虫垂炎の1例
A case of perforated appendicitis with intestinal malrotation treated by laparoscopsic appendectomy
西上 耕平
1
,
山本 和幸
1
,
福永 亮朗
1
,
市村 龍之助
1
,
真名瀬 博人
1
K. Nishigami
1
,
K. Yamamoto
1
,
A. Fukunaga
1
,
T. Ichimura
1
,
H. Manase
1
1旭川赤十字病院外科
キーワード:
腸回転異常症
,
虫垂炎
Keyword:
腸回転異常症
,
虫垂炎
pp.389-393
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_389
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腸回転異常症は,胎生期の腸管の回転と固定が正常に生じなかった先天性異常である.この腸回転異常症を伴う虫垂炎は,腸管の位置異常があるため症状が典型的でないことから診断に苦慮することが多く,穿孔症例が59.4%と多い傾向がある1).今回われわれは,腸回転異常を伴う穿孔性虫垂炎に対し腹腔鏡下手術を施行した症例を経験したため報告する.
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