Japanese
English
症例
単孔式腹腔鏡下手術を施行した成人腸回転異常症を伴う急性虫垂炎の1例
A case of acute appendicitis with intestinal malrotation in an adult treated by single-incision laparoscopic appendectomy
天野 翔太
1
,
廣石 和章
1
,
田原 光一郎
1
S. Amano
1
,
K. Hiroishi
1
,
K. Tahara
1
1国東市民病院外科
キーワード:
急性虫垂炎
,
腸回転異常症
,
腹腔鏡手術
Keyword:
急性虫垂炎
,
腸回転異常症
,
腹腔鏡手術
pp.1177-1181
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_1177
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はじめに 腸回転異常症は胎生期における腸管の発生異常によって生じる疾患で,新生児期に腸閉塞症状により発見される場合が多い.また,腸管位置の異常により腹部症状の出現部位が異なるため,診断にしばしば難渋する.今回われわれは,術前に正確に診断しえた腸回転異常を伴う急性虫垂炎の1例を経験したので,若干の文献的考察を加え,報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020