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特集 消化管間質腫瘍(GIST)の診断と治療の最前線
II. 各論
2. 治療
1)外科治療―臓器機能温存に向けた治療戦略 ②十二指腸
Treatment strategies for organ function preservation in duodenal gastrointestinal stromal tumor
金治 新悟
1
,
掛地 吉弘
1
S. Kanaji
1
,
Y. Kakeji
1
1神戸大学食道胃腸外科
キーワード:
十二指腸GIST
,
局所切除
,
D-LECS
,
腹腔鏡
Keyword:
十二指腸GIST
,
局所切除
,
D-LECS
,
腹腔鏡
pp.127-132
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_127
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十二指腸消化管間質腫瘍(GIST)に対しては局所切除が推奨され,腫瘍径が5 cm以下のものに対しては腹腔鏡下手術が積極的に適応される.腫瘍位置の正確な把握のためには,術中内視鏡や腹腔鏡内視鏡合同手術が望ましい.十二指腸への腹腔鏡アプローチは乳頭の口側では結腸間膜の頭側からのKocher授動を,乳頭より肛門側の腫瘍に対しては結腸間膜の背側からの十二指腸壁に沿った剝離を行うことで十二指腸の不要な授動を回避できる.
© Nankodo Co., Ltd., 2024