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特集 ストーマ・ハンドブック—外科医に必要な知識と手術手技のすべて
開腹手術によるコロストミー(双孔式)造設術—特に悪性疾患における切除不能状態(原発,再発)症例について
double barreled colostomy:open procedure
小森 康司
1
,
木下 敬史
1
,
佐藤 雄介
1
,
大内 晶
1
,
伊藤 誠二
1
,
安部 哲也
1
,
三澤 一成
1
,
伊藤 友一
1
,
夏目 誠治
1
,
檜垣 栄治
1
,
奥野 正隆
1
,
藤枝 裕倫
1
,
川勝 章司
1
,
國友 愛奈
1
,
沖 哲
1
,
末永 泰人
1
,
前田 真吾
1
,
長尾 拓哉
1
,
有竹 典
1
,
多和田 翔
1
,
赤座 賢
1
,
清水 泰博
1
Koji KOMORI
1
1愛知県がんセンター消化器外科部
キーワード:
コロストミー
,
双孔式
,
開腹手術
,
癒着
Keyword:
コロストミー
,
双孔式
,
開腹手術
,
癒着
pp.1354-1364
発行日 2021年11月20日
Published Date 2021/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213533
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【ポイント】
◆開腹手術におけるコロストミー(双孔式)造設は,腹部手術歴がある症例が多く,癒着剝離などが必要である.
◆コロストミー(双孔式)の高さは皮膚面から約2cm必要であり,「真皮→腸管(結腸)全層→結腸漿膜」の順に腸管を反転させながら(粘膜面を露出させながら),4-0PDS糸で埋没固定する.
◆肛門側は粘液廔になるが,皮膚面と同じ高さであると粘液が皮下に侵入してしまい,人工肛門周囲皮膚炎を起こすことがある.皮膚面よりは高い位置で造設すべきである.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2024年11月末まで)。
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