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特集 消化管間質腫瘍(GIST)の診断と治療の最前線
II. 各論
2. 治療
2)術後のフォローアップ―再発高リスクと薬剤選択
Postoperative management of gastrointestinal stromal tumor and adjuvant therapy with imatinib mesilate
小松 嘉人
1
Y. Komatsu
1
1北海道大学消化器内科
キーワード:
GIST
,
術後補助化学療法
,
再発リスク
,
imatinib mesilate
Keyword:
GIST
,
術後補助化学療法
,
再発リスク
,
imatinib mesilate
pp.139-147
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_139
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消化管間質腫瘍(GIST)の治療において,基本的に手術が有効であり,完全切除後はリスク分類に基づき経過観察が行われる.再発リスクが高い場合,術後補助療法としてimatinib mesilateが標準的であり,最近の研究では3年以上の長期補助療法が再発低減と生存期間の延長に寄与する可能性が示唆されているが,ほかの薬剤による臨床試験は報告されていない.医師は世界のエビデンスを追いながら,患者のフォローアップと治療をすすめる必要がある.
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