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特集 外科臨床研究・臨床試験―どう計画し,どう取り組むか
I. 総論
6.外科臨床におけるpatient-reported outcome/quality of life研究
Patient-reported outcome (PRO)/quality of life (QOL) research on surgical treatment
寺田 参省
1
M. Terada
1
1国立がん研究センター中央病院国際開発部門アジア連携推進タイ事務所
キーワード:
患者報告型アウトカム
,
健康関連QOL
,
臨床研究
Keyword:
患者報告型アウトカム
,
健康関連QOL
,
臨床研究
pp.1187-1192
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_1187
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癌の治療開発において,実際に罹患し治療を受ける患者の経験や意見を反映させることは非常に重要であり患者報告型アウトカム(patient-reported outcome:PRO)/生活の質(quality of life:QOL)研究への関心が高まっている.外科治療では術後の患者の身体や機能面に大きな変化が生じその後の患者のQOLに大きな影響を及ぼすことから,臨床試験でPRO/QOL評価を行う意義は大きい.本稿では,実際にPRO/QOL研究を計画しプロトコールを作成する前に検討すべき点についての一般原則の一部を概説する.
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