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特集 十二指腸疾患への外科アプローチ
I. 総論
2.球部乳頭部を除く原発性十二指腸癌に対する治療戦略
Treatment strategy for duodenal adenocarcinoma arising in the second, third or fourth portion
田中 真之
1
,
北郷 実
1
,
矢作 直久
1
,
北川 雄光
1
M. Tanaka
1
,
M. Kitago
1
,
N. Yahagi
1
,
Y. Kitagawa
1
1慶應義塾大学
キーワード:
原発性十二指腸癌
,
低侵襲治療
Keyword:
原発性十二指腸癌
,
低侵襲治療
pp.1120-1124
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_1120
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球部乳頭部を除く原発性十二指腸癌の診断および治療は容易でなく,アプローチ方法は多岐にわたる.当院では表在性十二指腸腫瘍に対しては診断的および治療的内視鏡的粘膜下層剝離術(ESD)を行っている.SM以深の腫瘍に対しては膵頭十二指腸切除術を選択しており,開腹術のほか,腹腔鏡下手術やロボット支援下手術による低侵襲手術も施行している.腫瘍の進行度,患者の全身状態,施設の治療技術を考慮したうえで治療方針を決定したほうがよい.
© Nankodo Co., Ltd., 2022