Japanese
English
特集 Surgical Site Infection(SSI)の現状と対策
SSIの術中における予防と対策
Intra-operative countermeasures for prevention of surgical site infection
竹末 芳生
1
,
大毛 宏喜
1
Yoshio TAKESUE
1
1広島大学大学院病態制御医科学講座外科学
キーワード:
手術部位感染
,
ドレーン
,
予防抗菌薬
,
除毛処置
,
手洗い
Keyword:
手術部位感染
,
ドレーン
,
予防抗菌薬
,
除毛処置
,
手洗い
pp.441-444
発行日 2005年4月20日
Published Date 2005/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100057
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要旨:①除毛は手術室で麻酔導入後に行う.②手術時手洗いは5分以内とし,ブラシは爪,指の間のみに使用する.擦式アルコール手指消毒薬の単独使用も行われる.③予防抗菌薬は手術直前に投与し,長時間手術では再投与を行う.④術中保温は感染対策である.⑤待機手術では必要な輸血を術後感染予防目的で控える根拠はないが,ICU重症患者において輸血制限は予後を良好にする.⑥ドレーンはルーチンに使用しない.必要なときは閉鎖式を用い,短期間で抜去する.⑦消毒薬は正常皮膚に用いるべきで創面には直接用いない.⑧創閉鎖には絹糸は用いない.⑨汎発性腹膜炎手術ではdelayed primary closureを考慮する.
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