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特集 消化器外科医としてこれだけは押さえておきたい腹壁瘢痕ヘルニアの治療
II. 各論
5.こんなときにどうする?
-2)高度肥満症例に対する治療戦略―ダイエット,減量外科手術
Treatment strategies for severely obese patients:dieting, weight loss surgery
網木 学
1
,
石山 泰寛
1
,
成田 和広
1
,
後藤 学
1
M. Amiki
1
,
Y. Ishiyama
1
,
K. Narita
1
,
M. Goto
1
1川崎幸病院外科
キーワード:
腹壁ヘルニア
,
肥満症
,
減量外科手術
Keyword:
腹壁ヘルニア
,
肥満症
,
減量外科手術
pp.1335-1340
発行日 2023年11月1日
Published Date 2023/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_1335
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肥満は腹壁ヘルニア発症のリスクファクターであるだけでなく,腹壁ヘルニア修復術の術後再発や創感染を引き起こす可能性がある.これらの問題に対し,海外では高度肥満を伴う腹壁ヘルニアの症例に,減量外科手術により体重減少を図る試みがなされてきた.本稿ではこれまでの文献を整理し,減量外科手術による体重減少を腹壁ヘルニア修復術に組み合わせることで治療成績を向上させる試みについての知見を明らかにする.
© Nankodo Co., Ltd., 2023