Japanese
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特集 内視鏡手術からみえる新しい解剖学
III. 肝胆膵
9.腹腔鏡による授動に必要な肝支持組織の理解
Understanding of hepatic ligament for laparoscopic mobilization of the liver
曽山 明彦
1
,
原 貴信
1
,
日高 匡章
1
,
江口 晋
1
A. Soyama
1
,
T. Hara
1
,
M. Hidaka
1
,
S. Eguchi
1
1長崎大学大学院移植・消化器外科
キーワード:
肝支持組織
,
鏡視下肝切除
,
肝授動
Keyword:
肝支持組織
,
鏡視下肝切除
,
肝授動
pp.560-564
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_560
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肝支持組織の理解は,鏡視下手術・開腹手術を問わず,安全な肝切除を実施するために必須である.鏡視下手術の発達により,その視野の違い,鉗子の可動域などの観点から,支持組織の処理から肝授動にいたるまで,開腹手術の際とは異なるアプローチが用いられる場合もある.本稿では,解剖学的理解に基づいた鏡視下手術における支持組織の処理,肝授動の実際について,当科で2021年より導入しているロボット支援下肝切除における手技も含めて紹介した.
© Nankodo Co., Ltd., 2022