Japanese
English
特集 見直される上部消化管癌の治療戦略
II. 各論
1. 食道
5)食道癌の集学的治療における外科治療の役割
The role of surgical treatment among the multimodal therapy for esophageal cancer
小澤 洋平
1
,
谷山 裕亮
1
,
佐藤 千晃
1
,
岡本 宏史
1
,
福富 俊明
1
,
小関 健
1
,
堀江 悠太
1
,
赤石 隆二郎
1
,
海野 倫明
1
,
亀井 尚
1
Y. Ozawa
1
,
Y. Taniyama
1
,
C. Sato
1
,
H. Okamoto
1
,
T. Fukutomi
1
,
K. Koseki
1
,
Y. Horie
1
,
R. Akaishi
1
,
M. Unno
1
,
T. Kamei
1
1東北大学消化器外科
キーワード:
食道癌
,
集学的治療
,
救済手術
,
再発病変
Keyword:
食道癌
,
集学的治療
,
救済手術
,
再発病変
pp.50-54
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_50
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食道癌治療の大部分は集学的治療によって行われている.手術治療は集学的治療の中の選択肢の一つであるが,根治をめざすために欠かせない治療法の一つであり,初回治療だけでなく化学放射線治療後の救済手術をはじめとしたさまざまな場面で重要な役割を担っている.近年,免疫チェックポイント阻害薬をはじめとした新たなモダリティが登場している中で,低侵襲で合併症が少なく高い根治性をもつ手術治療を行っていくことが重要である.
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