Japanese
English
特集 StageⅣ 胃癌の治療戦略Update
II. 各論
8.StageⅣ胃癌に対する化学放射線療法
Chemoradiotherapy for gastric cancer with stageⅣ
有上 貴明
1
,
松下 大輔
1
,
大久保 啓史
1
,
下之薗 将貴
1
,
鶴田 祐介
1
,
佐々木 健
1
,
中条 哲浩
1
,
大塚 隆生
1
T. Arigami
1
,
D. Matsushita
1
,
K. Okubo
1
,
M. Shimonosono
1
,
Y. Tsuruda
1
,
K. Sasaki
1
,
A. Nakajo
1
,
T. Ohtsuka
1
1鹿児島大学
キーワード:
stageⅣ胃癌
,
化学放射線療法
,
局所制御効果
,
conversion surgery
Keyword:
stageⅣ胃癌
,
化学放射線療法
,
局所制御効果
,
conversion surgery
pp.358-362
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_358
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StageⅣ胃癌に対する化学放射線療法(CRT)は,胃癌治療ガイドラインにおいても治療選択肢としての明確な位置づけは示されていない.一方,本邦も含めてこれまでCRTに関する臨床試験が行われ,高い組織学的奏効率や予後改善効果を認めたとする報告もあるが,薬物療法の著しい進歩もあり,現在ではCRTの臨床的意義は不明である.しかし,最終的なconversion surgeryを見据えてCRTの高い局所制御効果を利用した治療戦略は今後検討すべき課題と思われる.
© Nankodo Co., Ltd., 2022